ヤクルト球団会長・衣笠剛氏が死去 76歳 ポスティング移籍を容認し球団改革を推進

ヤクルト球団会長・衣笠剛氏が76歳で死去。ポスティング移籍を容認し、青木宣親のMLB挑戦を後押し。クラブハウスや2軍施設を改修し、球団改革を推進。球団事務所移転や2軍の茨城移転計画を進め、在任中に3度のリーグ優勝を経験した。
ヤクルト球団会長・衣笠剛氏が死去 76歳 ポスティング移籍を容認し球団改革を推進

ヤクルトは10日、球団会長の衣笠剛氏が7日に死去したと発表した。享年76。

通夜は20日午後6時から、葬儀・告別式は21日午前9時30分から、東京都港区芝公園の増上寺光摂殿で執り行われる。

衣笠氏は愛媛県大洲市出身。日本大学経済学部を卒業後、1971年にヤクルト本社へ入社し、広告部門に長く携わった。2011年6月に球団社長兼オーナー代行に就任し、施設面の改善や球団運営の改革に取り組んだ。

特に、従来認めていなかったポスティングシステムによる移籍を容認し、メジャー挑戦を希望していた青木宣親の移籍を迅速に決定。入札額を受諾した1時間後には公表し、翌日には落札球団のミルウォーキー・ブルワーズを即発表するなど、スピード感のある対応を行った。

ポスティングによる収益を活用し、1軍クラブハウスや2軍の戸田球場の改修、室内練習場の新設を進めたほか、球団事務所をヤクルト本社がある新橋から神宮球場近くへ移転するなどの施策を実施。球団の経営基盤強化に尽力した。

球団在籍中に、2015年、2021年、2022年のリーグ優勝を経験。2023年11月には、2027年シーズンから2軍本拠地を茨城県守谷市へ移転する基本協定を締結するなど、将来を見据えた球団運営を行っていた。

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