デビスカップ予選問題でベルギー対チリ戦が物議 抽選会延期に

国際テニス連盟(ITF)は21日、男子国別対抗戦デビスカップのファイナル予選1回戦で起きたベルギー対チリ戦の問題について調査を行うため、ワールドグループ1部のプレーオフ抽選会を延期したことを明らかにした。新たな抽選会の日程は暫定的に3月3日に設定されている。
今月2日に行われたベルギー対チリ戦では、試合終盤に論争を呼ぶインシデントが発生。ベルギーのジズー・バーグスが第3セットの第11ゲームでサービスブレークに成功した後、興奮してネット際を通じてベンチに戻ろうとした際に、対戦相手のクリスティアン・ガリンと接触し、突き飛ばす形となった。
中立の医師はガリンが試合続行可能と判断したものの、ガリンは次のゲームに臨むことを拒否。目に影響を及ぼす打撲を受けたとしてバーグスの失格を要求した。しかし、ガリンがベンチを離れなかったことで3回のタイムバイオレーションを取られ、その結果ベルギーが勝利を収めた。
この結果を受け、チリテニス連盟(FTC)は即座に「不正」として非難し、不服を申し立てた。FTCは19日のインスタグラム投稿で「重大な不正」があったと訴え、ITFに対して正式な行動を起こしたことを明かした。「悪質な身体的接触に対するルール適用不履行」「不合理かつ恣意(しい)的な審判」「医療の過失」を主張している。
さらに、FTCは抽選会の「即時中止」を求めるとともに、問題の試合のやり直しや、チリにデビスカップファイナルへの「ワイルドカード(主催者推薦)」を与えること、さらにはバーグスへの「処分」も要求した。

