新たなスタイルで挑む2025年シーズン、岩政監督が描く“選手主体”の札幌サッカー

2025年シーズン、北海道コンサドーレ札幌は9年ぶりにJ2リーグに挑む。岩政大樹監督の指導のもと、チームは新たなサッカーのスタイルに挑戦している。
新たなスタイルで挑む2025年シーズン、岩政監督が描く“選手主体”の札幌サッカー

2025年、北海道コンサドーレ札幌は、J2リーグで9年ぶりに戦うシーズンを迎える。監督には、かつて鹿島アントラーズを率いた岩政大樹が就任し、チームは新たな変革を迎えている。

岩政監督は、札幌の前任監督ミハイロ・ペトロヴィッチ(通称“ミシャ”)が築いたサッカーの哲学を継承しつつも、プレースタイルには大きな変化をもたらしていると語る。「オリジナリティあふれるフットボールを展開するのはミシャからの継続ですが、内部の仕組みはかなり異なります。選手たちは楽しんで取り組んでくれています」と語る監督は、選手たちが自ら答えを見つけるサッカーを目指している。

岩政監督が掲げる新たなサッカーの特徴は、選手に“戦術的なキーポイント”を提供し、それをもとに選手が自ら判断し行動する仕組み。監督は「戦術的なキーポイントを伝えると、選手が自然とピッチで適切な判断をして、驚くべきプレーを生み出している」と話す。選手に一貫したパターンを押しつけるのではなく、監督が提供する基本的な指針をもとに、選手たち自身がその時々の状況に応じた最適な行動を見つけ出すというアプローチだ。

例えば、3バックを採用し、相手が前からプレッシャーをかけてきた際に、選手がどのように空いているスペースを活かすか。その中で、斜めに裏抜けする選手がディフェンスの対応を引き出し、チーム全体でのテンポ感や主導権をどのように作るかが重要だ。監督は、選手がその場で最適な選択を自ら見つけることを重視している。

さらに、岩政監督は「攻撃のサッカー」といった具体的な戦術を掲げるのではなく、選手たちが自分の個性を発揮し、チーム全体で共通理解を深めることを最も重要視している。指導者としての役割は、選手一人ひとりの強みをうまく組み合わせ、チームとしての完成度を高めることにある。

シーズンを迎えるにあたり、岩政監督は主力選手がこの新しいスタイルに前向きに取り組んでいることを評価しつつも、今後は全員がこのサッカーを完全に理解し、個性を発揮できるようになることが求められると述べている。現時点では、攻守においてばらつきが見られるものの、監督は焦らず、選手たちがその理解を深める過程に期待を寄せている。

2025年シーズンに向けて、札幌のサッカーは確実に新たな方向へと進化しており、その変革が結果に結びつくか注目が集まる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です