イチロー、満票での野球殿堂入りならず 26人の記者が投票しなかった理由とは?

2025年度の野球殿堂入りが16日に発表され、イチロー氏(51)がプレーヤー表彰で殿堂入りを果たした。しかし、予想されていた満票での殿堂入りを逃し、SNSではその理由に関する議論が巻き起こった。イチロー氏はオリックスとマリナーズで日米通算4367安打を記録し、数々の歴史的な偉業を成し遂げたが、26人の記者が彼に投票しなかった。
イチロー氏は、過去にオリックスで最多安打記録を達成し、マリナーズでは262安打を記録するなど、野球界でその名を轟かせた。しかし、今回の投票結果で彼は満票での殿堂入りを逃し、有効得票数349票中323票を獲得、得票率は92.6%となった。この結果に、SNSでは「イチローでなければ誰が満票になるのか」「投票しなかった記者を理解できない」といった批判的な声が相次いだ。
イチロー氏が殿堂入りのゲストスピーカーを務めた王貞治氏は、「イチロー君の場合、5年を待たなくても良かったんじゃないか」と、引退後5年間を経ての殿堂入り資格に疑問を呈したことも話題になった。
殿堂入りの投票資格を持つ記者の中には、イチロー氏に投票しなかった理由として、彼の日本でのプレー期間の短さや、メジャーリーグでの活躍が日本野球の発展に貢献したとは言えないとの見解を示す者もいた。野球殿堂入りに関しては明確な定義がないため、個々の記者の価値観や判断に基づく投票が行われる。
元監督で殿堂入り者の広岡達朗氏(92)は、自身の見解を示し、「イチローに投票しなかった記者の考えは理解できる。殿堂入りには格調が求められる」と語った。広岡氏によれば、イチローの人間性や性格に関する見解の違いも影響している可能性があるという。
一方で、イチロー氏は引退後5年間が過ぎてから殿堂入りの対象となり、「2019年に東京ドームでの引退試合を終え、あっという間の5年でした」と感謝の意を述べた。彼の豪華な実績と人間性を評価する声も多い中で、今回の投票結果はその後の議論を呼んでいる。

