大谷翔平のブルペン投球回避に隠された理由 打撃好調でも投手復帰は慎重に

大谷翔平の打撃は好調だが、投手復帰は慎重に調整中。ブルペン投球回避の背景にチームの長期的戦略が浮かび上がる。
大谷翔平のブルペン投球回避に隠された理由 打撃好調でも投手復帰は慎重に

ドジャースの大谷翔平(30)が、オープン戦で打撃面では絶好調を維持している一方で、投手としての調整ペースには謎が残されています。7日のレンジャーズ戦では「1番・DH」で出場し、2本のヒットを放つなど打率.417と打撃フォームは完全に仕上がっています。しかし、投手としての準備は停滞しており、ブルペンでの投球練習は2月26日以来9日連続で行われていません。

ロバーツ監督はこの状況について「おそらくリハビリ過程の一部だろう」と述べるに留め、具体的な説明は避けました。右肘手術からの復帰を目指す大谷にとって、今季は投球イニングが制限される見込みです。そのため首脳陣は、無理をさせずポストシーズンを見据えた長期的なプランを優先している模様です。

実際、キャンプ序盤から150キロを超える速球を投げ込むなど、リハビリは順調そのもの。当初の予定より早く公式戦デビューが可能ともいわれていますが、首脳陣は「開幕から投げた場合、プレーオフまで持たない」と慎重な姿勢を崩していません。仮に5月に復帰した場合、週1試合ペースで投げれば10月までに約120イニングを消化する計算です。これが大谷の想定投球数とほぼ一致することから、無理を避ける意図がうかがえます。

また、ルール変更により今季から二刀流枠での登録が可能になったことで、投手登板がなくてもベンチ入り人数に余裕がある点も考慮されています。現地特派員によると、「順調すぎるリハビリを制御している」というのが真相のようです。大谷自身は無理をしてでも試合に出たいタイプですが、チームとしては健康第一で管理を徹底しています。

投手としての実戦形式練習の開始時期も未定のままですが、これはあくまで慎重さゆえの判断。ポストシーズンでの活躍を見据え、リスクを最小限に抑えるための最善策と言えるでしょう。

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