竹田麗央の“2分間ルーティン”が生む飛距離と精度の秘密 

竹田麗央が実践する“ゆっくりスイング”の2分間ルーティンが、飛距離と精度を支える鍵に。体全体を使う感覚を養う独自練習で安定したパフォーマンスを発揮し、国内外で注目を集めています。
竹田麗央の“2分間ルーティン”が生む飛距離と精度の秘密 

先週、タイで開催された米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」の会場で、竹田麗央(たけだ・れお)の独特な練習風景を目撃しました。今季から米国ツアーを主戦場とする彼女の打撃練習には、他の選手とは一線を画す特徴がありました。 

竹田のルーティンはこうです。まずウェッジを持ち、ティアップしたボールに対して極めてゆっくりとクラブを振り下ろします。「普通のスイング速度の半分以下」と形容されるこの動きでは、体の各関節の動きを丁寧に確認しながら、クラブヘッドがボールに正確にコンタクトする感覚を養います。これを4~5球繰り返した後、通常のショット練習へと移行します。 

大会期間中、この練習の意図について竹田本人に尋ねると、「手だけで合わせるのではなく、体全体を使って振ることを意識しています。ゆっくり振らないと、体全体を使う感覚をつかむことができないんです」と語りました。この独自の練習法を始めたのは熊本国府高校1年生の時。知人の勧めで試して以来、効果を実感し続け、プロ入り後も欠かさず取り入れています。 

竹田によれば、この練習を取り入れる前は「ボールの下をくぐってしまうミス」が多かったといいます。「しっかりヒットするように振り下ろすことが大事」と説明する彼女にとって、このルーティンは自身のスイングが正しい軌道に乗っているかを確認する重要なバロメーターとなっています。 

昨年、国内ツアーではドライビングディスタンス部門で263.19ヤードを記録し、“飛ばし女王”の称号を得た竹田。さらにパーオン率でも77.2515%という驚異的な数字を残し、飛距離と精度の両面でトップクラスの成績を収めました。今回のタイ大会でも9位に入り、開幕戦に続く安定した結果を残しました。 

わずか2分ほどの練習風景ですが、その裏にある地道な努力が、彼女のショットの迫力と安定感を支えているのです。 

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