阪神投手陣の不安拡大…開幕ローテに暗雲、打高投低の影

阪神の投手陣がオープン戦での低迷から不安視される状況となっている。10日、甲子園で行われた投手陣の指名練習では、体調不良で先発を回避していたビーズリーが復帰し、村上や才木、ドラフト1位ルーキーの伊原陵人ら9人が調整を行った。しかし、チーム全体としての投手力が昨季の安定感を欠いている現状は否めない。
昨シーズン、阪神の投手陣はリーグ2位となる防御率2.50を記録し、「投手王国」と称されるほどの強さを見せつけた。しかし今春のオープン戦では、投手陣が防御率4.67と大きく崩れ、12球団ワースト2位という成績に沈んでいる。一方で打撃陣は打率3割3分8厘と圧倒的な数字を残しており、投高打低だった昨年とは逆転した形だ。特に注目されていた新助っ人デュプランティエや伊藤将はそれぞれ苦戦。さらに西勇輝も巨人戦で3回途中8失点と打ち込まれ、期待通りの結果を残せていない。
また、昨季13勝を挙げた大竹耕太郎投手(29)は下肢の張りによりファーム調整を余儀なくされ、開幕ローテ入りは絶望的との見方が強まっている。金村暁投手コーチは「1、2週間後には5イニングを投げられるくらいにはなる」と説明するものの、即戦力としての復帰には時間がかかりそうだ。ソフトバンクから加入して3年目を迎える左腕の不在は、チームにとって痛手と言えるだろう。
才木や村上といった柱となる投手たちがいるものの、若手ホープの門別や富田らのアピールがまだ不十分な段階で、経験豊富な先発陣の不在が目立つ。藤川新監督の下で日本一奪還を目指す今季、投手陣の早期復調が求められているが、その兆しはまだ見えづらい状況だ。

