追悼・吉田義男さん 金田正一氏との思い出と共に

阪神タイガースの名監督・吉田義男さんが91歳で亡くなった。金田正一投手との対戦では、吉田さんの独特な打撃フォームが金田さんを苦しませた。両者の思い出が語られた。
追悼・吉田義男さん 金田正一氏との思い出と共に

阪神タイガースを日本一に導いた名監督、吉田義男さんが2月3日に91歳で亡くなりました。吉田さんは9度のベストナインに選ばれた守備の名手で、阪神で1864安打を記録。守備だけでなく、350盗塁や264犠打の打撃成績でも評価されました。

その一方で、吉田さんを苦手にしていたのが、400勝投手の金田正一さんです。金田さんは、「あのチビだけは手こずった」と語り、吉田さんの特徴的なバットを持ってしゃがんだ打撃フォームに苦しんでいたことを明かしました。金田さんは、「ワシの球は伸びていくから、あんなチビにはストライクにならん」と言い、カーブしか投げられなかったと笑いながら回顧しました。特に、吉田さんがサヨナラヒットを打った記憶は印象深いものでした。

吉田さん本人も金田さんとの対戦を振り返り、「ボクはカネさんを得意にしていましたが、国鉄時代はストレートばかりだったから打ちやすかった」と語り、金田さんが再び同じコースを投げてくる様子を嬉しそうに話していました。また、国鉄時代の甲子園で、サヨナラ勝ちを決めた打席の思い出も語り、「カネさんがセンターに指示を出して、丸山完二選手が守備位置を変更した結果、平凡なセンターフライがサヨナラ二塁打になった」とのエピソードも披露しました。

吉田さんと金田さんの関係は、試合の結果を超えて、両者の敬意と信頼に基づいたものでした。

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