佐々木朗希がオープン戦デビューで圧巻の投球、最速159.8キロをマーク

ドジャースの佐々木朗希投手(23)が4日(日本時間5日)、レッズとのオープン戦で初登板。予定された3イニングを2安打無失点、5奪三振でまとめ、最速99.3マイル(約159.8キロ)を記録するなど衝撃的なデビューを飾った。総球数は46球で、ピンチを迎えた場面でも冷静さを保ち、無失点に抑える力投を見せた。
山本由伸投手の後を受け、5回から登板した佐々木は最初の打者に99マイル(約159キロ)を計測し遊ゴロに打ち取る好スタートを切った。続くウィンズにも99マイルを記録するなど速球主体のピッチングで相手打線を圧倒。右安打と死球でピンチを招いたものの、連続見逃し三振で切り抜けた。6回には先頭打者に二塁打を許すも、その後は三振や飛球アウトで得点を与えず、暴投や死球による満塁のピンチも冷静に処理して無失点で試合を終えた。
開幕第2戦での先発が期待される中、指揮官のデーブ・ロバーツ監督は「あらゆる可能性がある」と佐々木の起用を示唆していたが、直近の調整過程では課題も見られた。先月の実戦形式練習では被弾を喫し、不安視する声もあった。しかし、この日の結果は自身のポテンシャルを存分に証明する内容となり、開幕ローテーション入りへのアピールに成功したと言えるだろう。
一方で、佐々木にとって今回の活躍は単なる野球の枠を超えた意義を持つものとなった。彼が育った岩手県大船渡市が大規模な山林火災に見舞われており、地元への寄付金1000万円と寝具提供を発表したばかり。幼少期に東日本大震災で家族を失いながらもプロ野球選手として成長した彼にとって、新天地メジャーでの快投は故郷への恩返しとも言える雄姿だった。
次回登板ではさらなる精度向上が求められるが、その成長過程と潜在能力はチーム内外で大きな期待を集めている。佐々木朗希という若き才能が、今後どのような活躍を見せるのか注目だ。

