元会社員力士・藤青雲、大ケガを乗り越え新入幕へ挑戦
元会社員の異色力士・藤青雲が、大ケガを乗り越え新入幕を狙う。2023年夏場所で新十両昇進も、膝の大ケガで関取の座を失う。しかし不屈の闘志で再十両を果たし、春場所での幕内昇進を目指す。

1月の大相撲初場所では豊昇龍(立浪部屋)が優勝を果たし、新横綱昇進への道を開いた。今後の角界に注目が集まる中、藤青雲(藤島部屋・27歳)が新入幕を目指している。
藤青雲は熊本・文徳高校から明治大学に進学後、2020年に凸版印刷へ就職。当初から相撲界入りの意欲があったものの、学生時代は目立った成績を残せなかったため、社会人としてアマチュア相撲を続ける道を選択。しかし、新型コロナウイルスの影響で大会が中止となる中、「仕事をしながらでは後悔する」と決意し、藤島部屋に入門した。
2021年春場所で初土俵を踏むと、寄りを武器に着実に番付を上げ、2023年夏場所で新十両昇進。9勝6敗と勝ち越し、順調な成長を見せた。しかし、同年6月に左膝前十字じん帯を断裂する大ケガを負い、手術とリハビリのため3場所連続休場。その間に三段目まで陥落し、関取の座を失った。
それでも復帰後は粘り強い取り組みを見せ、2023年名古屋場所で再十両を果たす。その後も安定した成績を維持し、直近4場所のうち3場所で勝ち越し。「十両の土俵に慣れてきた」と手応えを感じている。
3月9日初日の春場所(エディオンアリーナ大阪)では新入幕を狙える位置につける可能性が高い。「幕内に上がりたい。恩返しできたら」と、2025年の飛躍を誓っている。

