細マッチョ力士・山藤が大技「居反り」で新幕下昇進を確実に 目標は80キロと十両入り

三段目の山藤勇治が初場所で5勝2敗と勝ち越し、春場所での新幕下昇進を確実にした。身長182センチ、体重73.8キロという細身ながら「居反り」など稀有な技で観客を沸かせ、80キロへの体重増加と十両昇進を目指す。名門出羽海部屋で地道に努力を重ねる若き力士の挑戦が注目されている。
細マッチョ力士・山藤が大技「居反り」で新幕下昇進を確実に 目標は80キロと十両入り

身長182センチ、体重73.8キロという細身の体格ながら、三段目で頭角を現している出羽海部屋の山藤勇治(21)。初場所では5勝2敗と勝ち越し、春場所での新幕下昇進をほぼ確実なものとしました。特に注目されたのは、155キロの相手力士・三島に対して決めた大技「居反り」です。日本相撲協会のホームページによると、この決まり手が成立する確率はわずか0.01%という稀有な技であり、観客を沸かせる見せ場となりました。

「師匠(元幕内小城乃花の出羽海親方)の『何でもやってこい』と御嶽海関の『まずは前に攻めてから』というアドバイスを生かせた。居反りは楽しい瞬間でした」と振り返る山藤。彼のBMIは22台と、力士としては極めて標準的な数値で、一般男性と変わらない体型が特徴です。入門時は80キロでしたが、猛稽古によってさらに引き締まった体形となりました。しかし、この軽量が悩みでもあり、昨年の九州場所では食べ過ぎて体調を崩し、69キロまで体重が落ちたこともありました。

現在は体と相談しながら、ちゃんこ鍋の合間に好物のうどん大盛り2杯をノルマとして摂取しています。「もっと食えよ」と毎日のように声をかける先輩・御嶽海からのアドバイスを受けつつ、無理なく体重を増やすことを目指しています。70キロ台で十両に昇進すれば、1965年の楠ノ海以来の快挙となる可能性もありますが、山藤自身は「まずは80キロ。今年は幕下に定着し、来年十両を狙える位置を目指したい」と語ります。

岐阜県関市出身で、兄も同じ出羽海部屋に所属する三段目の翠桜という力士一家に育った山藤。岐阜農林高校時代には柔道経験もあり、その技術を活かして土俵で結果を残しています。超小兵ながら、確かな努力と工夫で関取への階段を一歩ずつ上る姿勢は、多くの相撲ファンの注目を集めています。今後の成長が楽しみな若き力士の挑戦は、まさに始まったばかりです。

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