メジャーリーグが「ロボット審判」をオープン戦で初導入、ドジャース対カブス戦から試験運用開始

メジャーリーグがオープン戦で「ロボット審判」を初めて試験導入。ドジャース対カブス戦からスタートし、チャレンジ方式で判定を補助。マイナーリーグでのデータでは51%の判定が覆り、54%の支持を得た。レギュラーシーズン導入に向けた重要なテストケースとなる。
メジャーリーグが「ロボット審判」をオープン戦で初導入、ドジャース対カブス戦から試験運用開始

メジャーリーグ機構(MLB)は、ストライクとボールの判定をカメラ技術を利用して行う「ロボット審判」システムを2023年のオープン戦で初めて試験的に導入します。レギュラーシーズンでの正式導入時期はまだ未定ですが、今月20日にアリゾナ州で行われるドジャース対カブスの試合から使用されることが決定しました。

このシステムは、2021年からマイナーリーグで実証実験が行われており、今年のオープン戦ではさらにその効果を検証する目的で採用されます。18日にはアリゾナ州でメディア向け説明会が開催され、システムの運用方法について詳細が明らかにされました。基本的な判定はこれまで通り球審が担当し、テニスで導入されている「チャレンジ」方式と同様、判定に異議がある場合のみシステムを使用できる仕組みです。

MLBの担当者によると、申告できるのはバッター、キャッチャー、ピッチャーのみで、監督からの申告は認められません。また、各チームは1試合につき2回までしかチャレンジを使用できない制限があります。オープン戦ではアリゾナ州の5球場とフロリダ州の8球場で、全体の6割にあたる試合にこのシステムが導入されます。

説明会では、マイナーリーグでの運用データも公開されました。これによると、両チーム合わせて1試合平均で3.9回チャレンジが行われ、そのうち球審の判定が覆ったのは51%に上りました。また、選手やコーチからは54%の支持を得ており、通常の審判判定に対する38%の支持率を上回る結果となりました。担当者は「各チームにはシステムを実際に経験してもらい、どのように感じるかを見てもらいたい」とコメントしています。

今回の試験導入は、審判制度の未来を模索する重要な一歩として注目されています。システムの精度や現場での受け入れ度合いがどのように評価されるかが焦点となります。

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